SMBCモビットを利用する際、提携ATMでの借入や返済は手数料がかかります。
手数料1回あたりの金額は110円~220円であまり大きな金額ではありませんが、毎月数回の借入や返済を繰り返すと年間数千円にもなります。
カードローン利用前には、借入額の検討や返済シミュレーションなどを行い、利息を中心に計画を立てる方は多いですが、手数料にもぜひ注意を払いたいところです。
無駄な手数料が気になる方へ、SMBCモビットを利用する際にかかる手数料、手数料を抑えできるだけお得に利用する方法を紹介します。
SMBCモビットの申し込み方法ととカードの発行
モビットの申し込み方法では「カード申込」と「WEB完結」の2通りあります。
SMBCモビットへの申し込みや書類提出ができるローン契約機は、SMBCモビットの店舗として設置されているのではなく、三井住友銀行内に設置されています。
カード申込では、モビットカードは自宅への郵送かローン契約機での発行を選択します。
WEB完結申込ではモビットカードは発行されず、インターネットでの借入や自動引き落としでの返済を行います。
カードレスで利用できるスマホATMはWEB完結申込の方も利用できます。
申込みでは「原則電話連絡なし」で「WEB完結なら郵送物なし。」が可能です。
参考:今すぐお金を借りる方法おすすめ40選!即日借りたいならどの借り方がいい?
SMBCモビットは提携ATMの利用の際に手数料がかかる
SMBCモビットには消費者金融の直営店舗や直営ATMはありません。
金融機関やコンビニ等に設置してあるATMはすべて提携ATMなので、借入や返済をする場合には手数料がかかってしまいます。
利用1回あたりの手数料は110円~220円です。
手数料のかからない借入や返済方法としては、自分の金融機関口座への振込での借入や口座振替による返済、インターネットでの借入や返済があります。
SMBCモビットを利用するにあたって、できるだけ手数料を抑えたい場合には、借入や返済の方法をきちんと計画しておくことが重要になるでしょう。
借入時の提携ATM利用手数料
SMBCモビットで借入する場合、1万円以下の取引額なら110円、1万円を超える取引額なら220円の手数料がかかります。
銀行口座から引き出す感覚で何度も繰り返し借入していると、手数料が大きな額になってしまうこともあります。
また、1回あたりに引き出せる額がATMによって異なり、大きな額を借りたい場合に引き出しの回数が多くなってしまい、最終的に手数料も大きな額になるケースもあるのです
返済時の提携ATM利用手数料
SMBCモビットで返済する際にも、借入時と同様に利用額に応じた手数料が必要です。1万円以下の返済なら110円、1万円を超える返済では220円かかります。
随時返済すると借入残高を減らせるので、利息を抑える方法としてはおすすめです。
しかし、返済するごとに手数料がかかると、節約した利息より大きな額になってしまう可能性があります。
お金に余裕があってATMでサッと返済したいときにも、手数料を考慮する必要があるでしょう。
SMBCモビットの提携コンビニや金融機関ATM
SMBCモビットが提携しているコンビニや金融機関をご紹介します。
提携銀行ATM
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- セブン銀行
- イオン銀行
- 三十三銀行
- ローソン銀行
- 十八親和銀行
- 熊本銀行
- 福岡銀行
- ゆうちょ銀行
- 地方銀行、信用金庫(一部信用金庫は除く)など
提携コンビニATM
- ファミリーマート
- ミニストップ
- スリーエフ
- デイリーヤマザキ
- セイコーマート
- コミュニティストア
- 生活彩家
- ポプラ
その他提携ATM
- ビューアルッテ
- PatSat
- プロミス
- セゾンカード
SMBCモビット 提携ATMの設置台数
SMBCモビットのカードが使える、スマホATMが利用できる提携ATMは全国に約12万台設置されています。(2024年2月現在)
SMBCモビットの提携ATMは設置台数が多いため、急にお金が必要になったときにも安心感があります。
三井住友銀行ATMだけは手数料無料で使える
提携ATMの中でも、三井住友銀行ATMでは手数料がかかりません。
SMBCモビットはSMBCグループの会社でなので、グループ企業という位置づけにあります。
借入、返済いずれも手数料なしですので、手数料をできるだけ抑えたいなら三井住友銀行ATMを利用しましょう。
SMBCモビット提携ATMの営業時間
提携ATMの営業時間は設置場所により異なります。
提携コンビニの営業時間
提携コンビニATMは24時間営業のところも多いのですが、メンテナンスで利用できない時間があったり、年末年始は営業時間が異なったりします。
提携金融機関ATMの営業時間は同一ではない
金融機関により違いがあります。
また同一銀行でも設置場所によって稼働時間が異なることも多いため、提携金融機関ATMでの借入や返済は利用可能時間帯に注意が必要です。
SMBCモビット提携ATMの利用方法
提携ATMを利用した実際の借入や返済の流れを確認しておきましょう。
提携ATMを使った借入方法と流れ
手数料が無料になる三井住友銀行ATMでの借入方法をご紹介しておきます。
- ATMの画面で「その他のお取り引き」を選択
- 「クレジットカード」を選択してカードを挿入
- 「お借り入れ」を選択
- 暗証番号を入力
- 出金金額を入力
- 紙幣受け取り
提携ATMを使った返済方法と流れ
三井住友銀行ATMでの返済方法を確認しておきましょう。
- ATMの画面で「その他のお取り引き」を選択
- 「クレジットカード」を選択してカードを挿入
- 「ご返済」を選択して手数料についての記載を確認
- 「確認」を選択
- 暗証番号を入力し「カードローンのご返済」を選択
- 入金額を入力して「確認」を選択
- 紙幣を投入して金額を確認の上「確認」を選択
セブン銀行ATMとアプリでカードレス取引が可能
SMBCモビットでは、アプリを利用すればセブン銀行ATMならカードレスで借入や返済ができます。
スマホにモビットアプリをダウンロードしておくとセブン銀行ATMで入出金が可能なスマホATM取引サービスです。
借入(出金)の場合には、モビットカード番号、暗証番号をスマートフォンで入力しないといけませんが、モビットカード番号はアプリに保存できるので保存後の借入では手間を減らせるでしょう。
スマホATM取引は、セブン銀行ATMの営業時間ならいつでも利用できますので、急なお金のピンチにも対応可能ですね。
スマホATMでの借入はカードレスでスマート
SMBCモビットでは、セブン銀行ATMならスマホATM取引が可能で、カードレスで借入や返済できます。
- アプリにログイン後「スマホATM取引」をタップ
- 「ご出金(借入)」をタップ
- 「ご利用可能額」を確認後「認証画面へ」をタップ
- モビットカード番号、暗証番号、生年月日を入力後「認証」をタップ
- スマホ画面がQRコード読み取り画面になるのを確認
- ATM画面の「スマートフォン・出金・入金」をタップ
- ATM画面に表示されるQRコードをアプリで読み取る
- アプリに表示される「企業番号」をATMで入力
- ATMの画面に表示される内容に沿って操作する
スマホATMでの返済は数分で完了できる
- アプリにログイン後「スマホATM取引」をタップ
- 「ご入金(返済)」をタップ
- 「ご入金可能額」を確認後「次へ」をタップ
- スマホ画面がQRコード読み取り画面になるのを確認
- ATM画面の「スマートフォン・出金・入金」をタップ
- ATM画面にQRコードが表示されるのでスマートフォンのアプリで読み取る
- アプリに表示される「企業番号」をATMで入力
- ATMの画面に表示される内容に沿って操作する
カードレスのスマホATM取引でも手数料はかかる
カードレスで利用できるスマホATM取引は、カードがなくてもいつでもお金を借りられる便利な方法ですが、手数料は無料なのでしょうか?
結論としては、スマホATM取引でも手数料は提携ATMで借入や返済をしたときと同様に必要です。
利用金額に応じて、1万円以下なら110円、1万円を超える場合には220円の手数料がかかります。
Web完結申込でSMBCモビットを利用する場合には、もともとカードレスでの利用となるためカードが発行されず、振込融資や口座振替返済で手数料がかかりません。
そのため、カードレスなら手数料がかからないと思ってしまい、スマホATM取引と混同してしまいやすいのでご注意ください。
SMBCモビット提携ATM手数料が気になるときやATMが使えないときの対策
「SMBCモビット利用時に手数料が気になる」
「手数料がかからない三井住友銀行ATMやFamiポートが利用できない」
「提携ATMが見つからない」
こんな時にはどうすればよいのでしょうか。
借入は振込キャッシングで行う
SMBCモビットで借り入れる際は「振込キャッシング」にすれば手数料がかかりません。
振込キャッシングは、自分の金融機関口座への振込による融資です。
インターネットや電話で振込キャッシングを依頼すると、振込が実行され借入できます。
ただし、現金を自分の金融機関口座から引き出す場合は、時間外手数料などATMの手数料に注意が必要です。
口座引き落としによる返済ならATMの利用が不要
手数料を抑えたいなら、返済は口座引き落としで行いましょう。
約定返済を毎月決まった日に行い、口座からの引き落としにすると返済を忘れることもなく、ATMの利用手数料もかかりません。
口座振替での返済はSMBCモビット指定の銀行口座からのみ可能
口座から引き落としによる返済は、SMBCモビットが指定するいずれかの銀行の預金口座のみ対応しています。
地方銀行口座も選ぶことができますが、対応している銀行は他社と比べると少ないため、利用できる方は限定されます。
返済方法の変更や口座の変更は、会員専用サービス「Myモビ」から行うことができます。
インターネット返済も選択肢の一つとしておすすめ
SMBCモビットの会員専用サービス「Myモビ」からペイジーを経由して返済できるインターネット返済も手数料がかかりません。
インターネット返済は約400の金融機関で利用でき、24時間いつでも対応しています。(メンテナンス時間を除く)
インターネット返済で注意したいことは、月に10回までと利用に制限がある点です。
またインターネットバンキングを利用できる銀行口座も必要になります。
ATM手数料が多いと完済が遅くなる可能性も
ATM手数料が多くかかると、無駄なコストが増えてもったいないだけではありません。
借入するときに発生するATM手数料は、借入のタイミングで支払うのではなく、次回返済時に清算します。
通常、返済金額は元金と利息の合計ですが、手数料が発生すると元金の返済分が少なくなってしまうのです。
元金よりも手数料が優先して返済される
返済額は「遅延損害金>手数料>利息>元金」の順に充当されるため、手数料が発生すれば返済しても手数料なしでの利用より元金が減りません。
利息は、借入残高×設定された金利÷365日×利用日数で算出します。
SMBCモビットでは3.0%~18.0%の実質年率が審査により決まります。
借入残高が大きければ、その分支払う利息額も大きくなるわけですね。
手数料が発生することによって借入残高がなかなか減らなければ、完済の時期が遠のいてしまうでしょう。
金利計算で利息を把握&手数料無料で確実に完済
SMBCモビットで確実に返済したいなら、借入残高を着実に減らしていくことが重要です。
申込み時以外にもこまめに金利に基づいて計算し、支払う利息をきちんと把握しておきましょう。
また、長期の利用や返済期間が長いほど、手数料無料の借入や返済方法をできるだけ選ぶように意識することも、重要になってきます。
利用計画を立てるときに、手数料のことも考えておきましょう。
SMBCモビット提携ATM利用時の注意点
SMBCモビットの提携ATMを利用する場合に、注意しておきたいことがあります。
とくに家族にSMBCモビットの利用を知られたくない方は、必ずチェックしておいてください。
提携ATMによって郵便物が発生する
提携ATMのサービスが異なっており、利用するATMによって後日自宅へ郵便物が届くことがあります。
明細および領収書が発行される提携ATM
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- セブン銀行
- イオン銀行
- プロミス
- 三十三銀行
- 福岡銀行
- 十八親和銀行
- 熊本銀行
- ローソン銀行
- セゾンカード
店舗によって明細および領収書が発行される提携ATM
- イーネット
明細および領収書が後日郵送される提携ATM
- ゆうちょ銀行
- 北洋銀行
- スルガ銀行
- 他に提携地方銀行
- 信用金庫
- ビューアルッテ
- PatSat
封筒には「カードローン」「SMBCモビット」の文字は記載されませんが、知らないところからの郵便物について家族が不審に思うかもしれません。
対策としては、郵送物がないATMを利用するまたは郵送物がない設定にしておく方法があります。
郵便物なしに設定する
SMBCモビットから書類を送られたくない場合は、会員専用サービスMyモビ(PC版)またはスマホアプリの「登録内容変更」で「領収書・ご利用明細書のお取り扱い」から「電子(ネット受取)」を選択します。
明細書のネット受取を設定してすぐに情報が更新されない場合もあるので、気になる場合は郵便物が届かない提携ATMを選んで借入や返済を行いましょう。
使い方次第でATM手数料をゼロにできる
SMBCモビットの提携ATMは金融機関やコンビニなど全国に多数設置されています。
ただし、提携ATMの利用には手数料が発生します。
できるだけ手数料を抑えてSMBCモビットを利用する方法をチェックしておきましょう。
たとえば、SMBCモビットの提携ATMの中では、三井住友銀行ATMなら手数料がかかりません。
提携ATM以外にインターネットを利用して借入や返済する方法も手数料を抑えられます。
また、利用する提携ATMによって明細書や領収書が郵送される可能性もあるので、家族にSMBCモビットの利用を知られたくない方は対策しておきましょう。
SMBCモビットのQ&A
SMBCモビットのローソンATMの手数料はいくらですか?
SMBCモビットをローソンのATMで利用する場合の手数料は、時間帯によって異なります。
平日の8:45~18:00は110円、それ以外の時間帯(早朝、夜間、土日祝日)は220円がかかります。ただし、SMBCモビットでは毎月一定回数までATM手数料が無料になるサービスを提供しています。
具体的には、Web明細利用で月3回まで、また、給与振込や定時定額返済を利用している場合は月7回まで手数料が無料になります。これらのサービスを利用することで、ATM手数料の負担を軽減することができます。
SMBCモビットで50万円を借りた場合、最低返済額はいくらですか?
SMBCモビットで50万円を借りた場合の最低返済額は、毎月約10,000円となります。この金額は、借入残高の約2%を目安に設定されています。
具体的には、元金5,000円程度に加えて、金利分(実質年率4.5%~14.5%の場合)が上乗せされます。ただし、これはあくまでも最低返済額であり、毎月これ以上の金額を返済することも可能です。
また、返済額は借入残高によって変動し、残高が少なくなれば最低返済額も減少していきます。計画的な返済のためには、無理のない返済プランを立てることが重要です。なお、具体的な返済額は、適用される金利によって変動するため、契約時に確認することをお勧めします。